音で体験する哲学詩:Solid or breathable

「哲学詩」の著者・生井利幸先生は、学習者に対して次のように言われます。「勉強は、知識ではありません!」
「勉強するということは、ものを暗記して覚えることでもなければ、知識を寄せ集めて頭の中に詰め込むようなことでもない」、と教授されます。
「知識は平たいもので、味気のないもの。ここに、“一つのこと”が存在する。一方、その“一つのこと”とは関連性のない“もう一つのこと”が存在する。それらは一見すると関係性が全然ないもの。その間に“空間”を持たせて、関連性をもたせる。そうすると、立体的なものができる。そして、それらは、最初は別々の存在であったものだが、関連ができて“立体的”になる。そしてそれは、“自分”の中に残る。」
・・・今、私の中では、教わったことが「絵」になって、体の中に残り、かつ、生き続けています。

(沓間宏美)